学校などで感染拡大“オミクロン株の特性踏まえ検討”山際大臣

山際新型コロナ対策担当大臣は、学校や保育施設などで感染が相当広がっているとして、オミクロン株の特性を踏まえた対策を専門家に検討してもらう考えを示しました。

新型コロナの急速な感染拡大が続く中、先にオンラインで開かれた全国知事会の会合では、現在の政府の対策はオミクロン株の特性に合っていないとして、家庭や学校、職場などでの対策をさらに強化すべきだという意見が相次ぎました。

これに関連し、山際新型コロナ対策担当大臣は、閣議のあと記者団に対し「オミクロン株の特性をつぶさに見ていくと、知事が指摘されているように飲食店だけを見ても意味がないということなのだと思う」と述べました。

そのうえで「学校や保育施設などで相当広がっているのも事実なので、それを踏まえて分科会で議論していただくことになると思う」と述べ、オミクロン株の特性を踏まえた学校などでの対策を専門家に検討してもらう考えを示しました。

一方、東京都の小池知事が、どのような状況になれば緊急事態宣言を発出するのかといった考え方などを「基本的対処方針」に明記するよう求めていることについて、「東京都とは非常に密にコミュニケーションをとっているが、不安なところがあるなら、どのように対応していくかしっかりコミュニケーションを取り続けたい」と述べました。