自分で健康観察「自宅療養サポートセンター」運用開始 東京都

東京都は、50歳未満で無症状か軽症の自宅療養者は自分で健康観察を行う仕組みに31日から切り替え、こうした人たちから体調が悪くなった時に連絡を受ける「自宅療養サポートセンター」の運用を始めました。

都内では新型コロナウイルスの感染の急拡大で自宅療養者が急増していて、30日時点で過去最多の6万5000人余りとなりこの1週間で2.5倍になっています。

こうした中、東京都は31日から、50歳未満で、無症状か軽症の自宅療養者は自分による健康観察を行う仕組みに切り替え、こうした人たちの重症化のリスクを抑えるため、体調が悪化した時に連絡を受ける「自宅療養サポートセンター」「うちさぽ東京」の運用を31日午前9時から始めました。

300回線用意していて24時間態勢で11か国語に対応しています。
▽体調が悪化した時の相談のほか、
▽希望する人には1週間分の食料と血中の酸素飽和度を測るパルスオキシメーターの手配などを行います。

体調の悪化などで専門的なアドバイスが必要な時は、看護師が対応できる都の「フォローアップセンター」につなげ、重症化のおそれがある場合は、医師による往診や入院に切り替えるということです。

都は今後、新たに自宅療養となった人のうちおよそ6割が、自分で健康観察を行う対象になるとみているということです。

都感染症対策部の遠藤善也担当部長は「自分で健康観察を行う人には重症度を判断するチェックリストなどを配っている。体調に少しでも不安があれば、すぐに連絡してほしい」と話していました。

「自宅療養サポートセンター」の電話番号は0120ー670ー440です。