「まん延防止」 適用後初の日曜 観光客の姿まばら 岡山 倉敷

まん延防止等重点措置が適用されてから初めての日曜日となった岡山県の観光地、倉敷市の美観地区では、日頃のにぎわいは見られず、観光客の姿はまばらでした。

岡山県は、今月27日からまん延防止等重点措置が適用されました。

岡山県で最大の観光地、倉敷市の美観地区は、通常、休日ともなると県内外から多くの観光客が訪れますが、飲食店などが建ち並ぶ通りには、あちこちに感染防止を呼びかける看板や営業時間の短縮、休業を知らせる掲示が出され、歩く人の姿はまばらでした。

東京から訪れた40代の男性は「娘が岡山県の人と結婚することになり、このような状況ですが、初めて岡山を訪れました。せっかくなので手早く見るべきところを巡り、すぐに帰ります」と話していました。
世界的な名画を数多く所蔵する大原美術館では、感染のリスクを考慮して対応するスタッフの人数を限定したいとして、従来は別々だった来館者の入り口と出口を1か所にまとめ、入り口では来館者に検温や消毒の徹底を呼びかけていました。

大原美術館の柳沢秀行学芸統括は「例年と比べると、客足は体感では半分ほどです。美術品の保全のため必要な人員を残して、必要最低限のスタッフで対応していきます」と話していました。