新型コロナ 自衛隊による大規模接種 31日から東京でスタート

自衛隊による新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場で、希望者への3回目の接種が31日から始まるのを前に、鬼木防衛副大臣は円滑に進むよう全力を挙げる考えを示しました。

新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種を加速させるため、防衛省は、東京と大阪の2か所に自衛隊が運営する大規模会場を設置し、このうち東京では大手町の合同庁舎で31日から接種が始まります。

これを前に、鬼木防衛副大臣は30日、東京の会場を訪れ、接種にあたる自衛隊の医官や看護官などに対し「感染が急速に拡大している状況を踏まえれば接種のさらなるペースアップが必要だ。希望するすべての国民に対して円滑に接種できるよう全力を挙げて取り組んでもらうことを期待する」と訓示しました。
東京会場では、31日から来月5日までは一日当たり720人の接種枠が設けられていて、防衛省によりますと、この期間の予約は、28日の受け付け開始から9分程度で埋まったということです。

防衛省は、来月7日からは、東京会場の接種枠を一日当たり2160人に増やす予定で、予約は専用のウェブサイトや電話で、毎週月曜日の午後6時から翌週の1週間分を受け付けることにしています。

一方、大阪の会場は大阪 中央区の「八木ビル」で、来月4日に予約の受け付けを開始し、7日から接種を行う予定です。

防衛省は、電話はつながりにくくなることが予想されるとして、ウェブサイトでの予約を呼びかけています。