埼玉 立てこもり事件 「蘇生措置」断られ医師に発砲か

埼玉県ふじみ野市で起きた医師を人質にとった立てこもり事件で、逮捕された容疑者は死後1日以上がたっていた母親への蘇生措置を行うよう医師に求めたものの断られ、発砲したとみられることが捜査関係者への取材でわかりました。警察が当時の状況を調べています。

埼玉県ふじみ野市の住宅で起きた人質立てこもり事件で、渡邊宏容疑者(66)は、母親の訪問診療を担当していた医師の鈴木純一さん(44)を散弾銃で殺害した疑いが持たれています。

警察によりますと、調べに対し「母が死んでしまい、この先いいことがないと思った。医師やクリニックの人を殺して自殺しようと思った」と供述しているということです。

また、捜査関係者によりますと事件前日(26日)に母親を亡くした渡邊容疑者は、「線香をあげてほしい」などと言って鈴木医師などを自宅に呼び、母親の遺体が置かれた部屋に招き入れたということです。

そのうえで死後1日以上が経過していた母親に蘇生する措置を行うよう求め、鈴木医師が蘇生できないことを説明すると銃を発砲したということです。

警察は、母親への医療措置をめぐって医師などに対する不満を一方的に募らせたとみて、当時の状況を調べています。