関西の私大入試が本格化 感染急拡大で試験会場で感染防止対策

新型コロナの感染が急拡大するなか、関西の私立大学では入試が本格的に始まりました。試験会場では受験生が間隔を空けて座るなど感染防止対策が実施されています。

このうち去年の一般入試の志願者が13万5000人余りと全国の大学で最も多かった大阪の近畿大学では、29日から一般入試が始まりました。

東大阪市のキャンパスでは入り口付近に消毒液が設置され、試験開始の1時間以上前から受験生が次々と訪れていました。

受験生の1人は「コロナで勉強に集中できないこともありましたが、これまでやってきたことを精いっぱい出すだけです」と話していました。

受験生たちは試験会場の教室に入るとそれぞれの間隔を空けて席に座り、注意事項などの説明を受けたあと外国語の試験に臨んでいました。

このキャンパスでは29日だけでおよそ7000人が受験予定で、大学は感染対策のため観客誘導のノウハウがあるイベント会社に委託し、試験終了時に受験生の分散移動を呼びかけるということです。