東京都 コロナ 新たに1万7433人感染確認 先週土曜日の約1.6倍

感染が急拡大している東京都内では、29日、過去最多だった28日に次ぐ1万7433人の感染が確認されました。

自宅療養中の人は28日から3000人以上増えて6万4000人あまりとなりました。

東京都は29日、「10歳未満」から「100歳以上」の1万7433人が新型コロナウイルスに感染していることを新たに確認したと発表しました。
過去最多だった28日に次いで2番目に多くなりました。
また、1週間前の22日のおよそ1.6倍です。

29日までの7日間の平均は1万3781.7人で、前の週のおよそ2倍となりました。

29日に感染が確認された人の年代別は、
▽10歳未満が2151人
▽10代が1916人
▽20代が3893人
▽30代が3249人
▽40代が2755人
▽50代が1694人
▽60代が802人
▽70代が527人
▽80代が302人
▽90代が137人
▽100歳以上が5人で
▽年代が分からない人が2人です。

50代から70代と、90代がいずれも過去最多となったほか、65歳以上も全体の7.4%にあたる1296人とこれまでで最も多くなりました。

また、自宅療養中の人は28日から3000人あまり増えて6万4391人に上り、増え続けています。

医療機関に入院するかホテルや自宅で療養するかを調整中の人は4万3453人で、過去最多です。

感染経路が分かっているのは5884人で、このうち「家庭内」が3674人と最も多く、全体の62.4%を占めています。

次いで「施設内」が19.5%にあたる1147人で、このうち、保育園と幼稚園であわせて358人、小学校で308人、高齢者施設で203人、医療機関で79人の感染がそれぞれ確認されました。

都の基準で集計した29日時点の重症の患者は28日より2人増えて22人でした。

このほか、都は、感染が確認された60代と70代、それに80代の、男性合わせて3人が死亡したことを明らかにしました。

東京の病床使用率 48.0%に

東京都内の新型コロナの患者用の病床使用率は、29日時点で48.0%になりました。

28日からさらに1.9ポイント上昇し、半分の50%に迫っています。

一方、重症患者用の病床使用率は、4.3%です。