韓国 コロナ感染者 5日連続最多更新 旧正月連休で政府警戒

韓国で28日、一日に確認された新型コロナウイルスの感染者は1万7500人を超え、変異ウイルスのオミクロン株が広がる中、5日連続で過去最多を更新しています。29日からは旧正月に合わせた連休が始まり、韓国政府は警戒を強めています。

韓国の保健当局によりますと、28日、一日に確認された新型コロナウイルスの感染者は1万7542人で、これまでで最も多くなりました。

変異ウイルスのオミクロン株が広がる中、感染者が過去最多となるのはこれで5日連続で、一日に確認された感染者は1週間前と比べると2.5倍に増加しています。

こうした中、韓国では29日から旧正月に合わせた5連休が始まりました。

韓国政府は帰省などの自粛を呼びかけていますが、それでも多くの人の移動が予想されることから、高速道路のサービスエリアで屋内での飲食を禁止したほか、鉄道の座席の販売は窓側に限定されるなどの対策が取られています。

また、韓国では各地に無料の検査場を設置して積極的にPCR検査を行ってきましたが、29日からはこれらの施設で短時間で結果が分かる抗原検査も開始しました。

さらに、追加のワクチン接種にも力を入れていて、2回目と3回目の接種の間隔を3か月とすることで、これまでに追加の接種を終えた人は52.3%に上っています。

韓国政府はこの連休に感染を拡大させないことが重要だとして、警戒を強めています。