室伏長官「SNSで選手の尊厳傷つける書き込みしないで」

北京オリンピック・パラリンピックを控えてスポーツ庁の室伏長官は、去年の東京大会でSNSを通じた選手へのひぼう中傷が相次いだことを踏まえ、選手の尊厳を傷つける書き込みを行わないよう呼びかけるメッセージを発表しました。

去年の東京大会では、卓球の混合ダブルスで金メダルを獲得した水谷隼選手や体操男子で2つの金メダルを獲得した橋本大輝選手など国内外の出場選手が自身のSNSでひぼう中傷を受けたことを明らかにしました。

来月から北京大会が始まるのを前に、スポーツ庁の室伏長官はメッセージを発表し「真摯(しんし)にプレーしているアスリートをおとしめる言動は決して正当化されない」としてSNSで選手の尊厳を傷つけることばや性別や国籍、人種に関する差別的なことばなどを書き込まないよう呼びかけました。

また、選手に対してもSNSのマナーを守り、みずから発信する際には十分に配慮するよう求めています。

そのうえで選手がひぼう中傷を受けた場合は抱え込まずに相談してほしいとして、IOC=国際オリンピック委員会やIPC=国際パラリンピック委員会が設置する相談窓口などを利用するよう促しています。

スポーツ庁はこのメッセージを公式のホームページやSNSで発信し、選手にも周知する方針です。