日本に入国の外国人 去年は約35万3000人 前年から91%余の減少

去年1年間に日本に入国した外国人はおよそ35万人で、前の年から91%余り減少し、新型コロナウイルスの影響で大幅に減少したおととしに続いて2年連続で、統計を取り始めてから最大の落ち込みとなりました。

出入国在留管理庁が発表した速報値によりますと、去年1年間に日本に入国した外国人は、およそ35万3000人で、前の年と比べて、およそ395万人、率にして91%余り減少し、おととしに続いて2年連続で、統計を取り始めた昭和25年以降、最大の落ち込みとなりました。

このうち新たに入国した外国人は、およそ15万人で、新型コロナの感染拡大を受けて水際対策が強化されたあとの去年2月以降は、およそ11万4500人でした。

新規の入国者数を月別でみますと、1月は3万7183人だったのが、2月には1467人と大幅に減少し、東京オリンピックが開幕した7月は4万7126人、パラリンピックが開幕した8月は1万7228人と増加しました。

その後、10月は1万999人、11月は1万1568人でしたが、オミクロン株の感染拡大を受けて政府が外国人の新規入国を原則停止したあとの12月は2783人となりました。