5~11歳子どもへのワクチン接種 2月下旬から290万回分配分へ

新型コロナワクチンの5歳から11歳の子どもへの接種をめぐり、堀内担当大臣は、来月下旬から都道府県に合わせて290万回分の子ども用ワクチンの配分を始める計画を明らかにしました。

厚生労働省はファイザーからの申請を受けて先週、5歳から11歳の子どももワクチンの接種対象に加えることを承認しました。

これを受けて堀内ワクチン接種担当大臣は28日午後、記者団に対し、来月下旬から都道府県に合わせて290万回分の子ども用ワクチンの配分を始める計画を明らかにしました。

具体的には、来月28日の週に90万回分を配るとしていて、一部は前の週の後半に前倒しすることが可能だとしています。

また、3月7日と14日の週でさらに200万回分を配分することにしています。

内閣官房によりますと、5歳から11歳の子どもは全国に741万人いるということで、2回接種することになっていることから今回の計画ではおよそ20%に当たる145万人分の接種が可能となります。

政府は、5歳から11歳の子どもへのワクチン接種を3月以降に開始するとしていて、堀内大臣は「契約によって必要な数は供給できる。できるだけ早く接種が受けられるよう引き続き努力していきたい」と述べました。