EU医薬品規制当局 ファイザーの飲み薬 承認するようEUに勧告

EU=ヨーロッパ連合の医薬品規制当局は、アメリカの製薬大手ファイザーが開発した新型コロナウイルスの飲み薬について、販売のための承認をするようEUに勧告しました。

EUの医薬品規制当局、EMA=ヨーロッパ医薬品庁は27日、ファイザーが開発した新型コロナウイルスの重症化を防ぐ飲み薬について、販売のための承認をするようEUの執行機関、ヨーロッパ委員会に勧告しました。

勧告では、成人のうち、重症化リスクの高い人たちを対象としていて、承認されれば、EUでは初めての新型コロナウイルスの飲み薬となります。

EMAは、緊急時などにはこの薬を使用できるとする見解を先月、示していました。

ファイザーの飲み薬をめぐっては、アメリカFDA=食品医薬品局が先月、正式な承認の前に薬を使用できるようにする「緊急使用の許可」を出したほか、日本でも今月14日、厚生労働省に承認が申請されています。