SUBARU 3工場の稼働を6日間停止へ 感染拡大などで部品調達滞る

自動車メーカーのSUBARUは、世界的な半導体不足に加え、仕入れ先の部品メーカーで新型コロナの感染が広がり、部品の調達が滞っているため、工場の稼働を6日間、停止することになりました。
ほかのメーカーでも工場の稼働の一時停止が相次いでいて、自動車生産にも感染の急拡大の影響が広がっています。

会社の発表によりますと、稼働を停止するのは、いずれも群馬県で完成車を組み立てる本工場と矢島工場、それにエンジンなどを生産する大泉工場です。

3工場とも28日から来月上旬にかけて6日間、稼働を停止するということです。

世界的な半導体不足に加え、仕入れ先の部品メーカーで従業員らの感染が相次いでいるため、部品を十分に調達できなくなっていることも要因だとしています。

仕入れ先などでの感染急拡大で、トヨタ自動車では今月、およそ9万4000台の生産に影響が及ぶほか、スズキや日産自動車も一部の工場で稼働の停止や減産を行うなど自動車生産に影響が広がっています。

自動車メーカーでは今月以降、半導体不足などの影響で落ち込んだ生産の挽回を目指していましたが、感染急拡大で先行きが見通しにくい状況となっています。