IS戦闘員収容の刑務所襲撃 部隊が制圧も180人超死亡 シリア

内戦が続くシリアで過激派組織IS=イスラミックステートの戦闘員が収容されている刑務所が襲撃された事件で、現地の治安部隊は6日間にわたる戦闘の末、ISを制圧しました。しかし戦闘による死者の数は180人を超え、ISの脅威が再び高まっています。

シリア北東部のハサカ県では今月20日、過激派組織ISが、収容されている仲間を逃がすために刑務所を襲撃し、治安部隊との間で激しい戦闘となりました。

刑務所にはISの戦闘員3500人以上が収容されているということで、この地域を実効支配しているクルド人勢力は、アメリカ軍などの支援を受けながら戦闘を続け、襲撃から6日たった26日夜、ISを制圧したと発表しました。

現地の情報を集めているシリア人権監視団によりますと、これまでの戦闘で治安部隊や市民など57人が死亡し、ISの戦闘員を含めた死者の数は180人を超えたということです。

また、国連によりますと、一連の戦闘で周辺の住民4万5000人が避難を余儀なくされました。

クルド人勢力は今回の襲撃について、半年前から入念に計画されたもので200人を超える戦闘員が参加した、近年では最大規模の攻撃とみており、シリアでISの脅威が再び高まっています。