トヨタ 一部生産ラインの稼働停止を追加 感染急拡大で部品不足

トヨタ自動車は新型コロナウイルスの感染急拡大に伴って部品が不足しているため、一部の生産ラインで稼働停止を追加すると発表しました。これにより今月は合わせておよそ9万4000台の生産に影響が及ぶということです。

トヨタ自動車は25日と26日の2日間、愛知県の元町工場や高岡工場など国内11の工場の合わせて19の生産ラインで稼働を停止しています。

これについてトヨタは27日と28日、それに来週31日も同じ生産ラインの稼働を停止すると発表しました。

国内にある仕入れ先の部品メーカーで新型コロナウイルスの感染が拡大し部品の調達が滞っているためで、今回の追加の停止でおよそ2万8000台の生産に影響が出るとしています。

これに加えてトヨタの車を生産するダイハツの工場でも新たに稼働停止が発生し、今月は合わせておよそ9万4000台の生産に影響が及ぶということです。

トヨタ自動車は「一日でも早く多くのお客様のもとに車を届けたいと考えており、部品調達の状況を注視していく」とコメントしています。

新型コロナの感染急拡大は主要産業の自動車生産にも影響を及ぼしています。