原発事故で避難指示 福島県川俣町の元町長 古川道郎さん死去

東京電力福島第一原子力発電所の事故により、一部に避難指示が出された福島県川俣町の元町長で、政府の事故調査・検証委員会の委員も務めた古川道郎さんが26日朝、肺炎のため入院先の病院で亡くなりました。77歳でした。

川俣町出身の古川さんは、町の職員を経て2002年の選挙で町長に就任しました。

2011年3月に原発事故が発生したあとは、双葉郡や南相馬市などから多くの避難者を受け入れる一方、4月に町内の山木屋地区が計画的避難区域に指定され、町長として住民の避難を指揮しました。

また、原発事故の原因究明にあたった政府の事故調査・検証委員会では、被災自治体を代表して委員に選ばれ、政府や東京電力の事故対応や住民避難などの検証に関わりました。

古川さんは、2015年に脳梗塞で倒れ、よくとし職務に復帰してリハビリを続けながら、避難指示の解除に向けた取り組みを進めていましたが、解除を翌月に控えた2017年2月、療養に専念するとして4期目の途中で退任しました。

遺族によりますと、古川さんは今月23日に体調不良を訴え、福島市内の病院に入院していたということで、26日午前5時半ごろ、肺炎のため亡くなりました。

77歳でした。