自宅療養中の女性死亡 保健所など軽症と判断し搬送せず 神戸市

神戸市は、新型コロナウイルスに感染して自宅で療養していた70代の女性が、23日、死亡したと発表しました。

神戸市によりますと、市内の70代の女性は22日、38度の熱があり、市内の医療機関を受診したところ、新型コロナウイルスの感染が明らかになり、自宅で療養していました。

その日の夕方、保健所の担当者は電話で女性の家族に聞き取りをしたところ「調子がよくない」という答えだったので、救急搬送を要請するよう話したということです。

その後、救急隊員が確認したところ、女性は体温が38.6度あり、血液中の酸素濃度は99%だったということです。

救急隊と保健所は軽症と判断したうえで、女性を搬送しなかったということですが、23日朝になって家族から「息をしていない」と通報があり、救急隊が駆けつけたところ、死亡していたということです。

女性に基礎疾患はなかったということです。

神戸市によりますと、新型コロナに感染し、自宅療養や自宅待機中に亡くなった人は、今回が6人目です。