福島第一原発 地盤凍らす液体の漏れ 配管結合部のずれが原因

福島第一原子力発電所の「汚染水」対策のひとつで、地下水が建屋などへ流入するのを抑えるために設置した「凍土壁」から、地盤を凍らすための液体が漏れ出たトラブルについて、東京電力は、液体が流れる配管の結合部の“ずれ”が原因だったとして、配管を交換するとともに損傷原因を詳しく調べています。

福島第一原発では今月16日、建屋の周りの地盤を凍らせる「凍土壁」をつくるために「冷媒」として使うマイナス30度の液体が、推定でおよそ4トン漏えいしました。

東京電力が調べたところ「冷媒」を送り込む配管と地盤を凍らせるための地下の配管との結合部がずれ、漏えいしたとみられることが新たに分かり、今月22日までに結合部の部品を交換したということです。

また、ほかの配管についても今後、部品を交換するとともに、結合部がずれた原因を引き続き調べています。

凍土壁の運用は2016年に始まりましたが、去年は凍土壁の一部で地中の温度が0度を上回る状態が続くトラブルが発生していて、東京電力は今月下旬にボーリング調査などを実施して原因究明を進めることにしています。