「まん延防止」の13都県 日曜の人出 東京や東海3県などで増加

新型コロナウイルスの感染の急拡大を受けて今月21日からまん延防止等重点措置の対象となった13都県の23日、日曜日の日中の人出は、1週間前と比べ東京をのぞく首都圏や九州では減少した一方、東京や東海3県などでは増加しました。

NHKは、IT関連企業の「Agoop」が利用者の許可を得て個人が特定されない形で集めた携帯電話の位置情報のデータを使って主な地点の人の数を分析しました。
調査した時間は午前6時から午後6時までの日中です。
今月21日からまん延防止等重点措置の対象となった13都県の23日、日曜日の人出を1週間前の今月16日と比べたところ、東京や東海3県などでは増加する傾向が見られました。

このうち、東京 渋谷スクランブル交差点付近は4%、東海3県では名古屋駅付近は7%、岐阜駅付近は1%などとわずかに増加したほか、三重県の近鉄四日市駅付近で23%増えました。また、高松駅付近でも55%増加しました。

一方、東京をのぞく首都圏では減少していて、群馬県の前橋駅付近は44%、千葉駅付近は22%、大宮駅付近と横浜駅付近は16%、それぞれ減りました。
また、九州でも人出が減少し、宮崎駅付近は38%、熊本駅付近は37%、長崎駅付近は4%の減少となっています。

このほか、今月9日からまん延防止等重点措置が適用された沖縄、山口、広島の3県のうち、データがある那覇市の県庁前駅付近では47%減少した一方、広島駅付近では26%増加しました。