沖縄県「まん延防止」延長を要請 今月31日期限を3週間程度

沖縄県は24日、新型コロナに感染して入院する高齢者が増えているなどとして、今月末が期限の「まん延防止等重点措置」の3週間程度の延長を国に要請しました。

沖縄県には今月31日を期限に「まん延防止等重点措置」が適用されていて、県はすべての市町村の飲食店に営業時間の短縮などを要請しています。

こうした中、県は24日、新型コロナの対策本部会議を開いて今後の対応を話し合いました。

会議では感染して入院する高齢者や高齢者施設内での感染者が増えていることに加え、来月には親族での集まりなどが増える旧正月を控えていることを踏まえ、重点措置を今月末で解除すれば幅広い世代で感染がさらに拡大するおそれがあるとして、延長を国に要請することを決定し、24日午後に要請しました。

延長の期間は来月20日ごろまでの3週間程度としていますが、感染者が大幅に減少したり、ひっ迫した医療体制の改善が進んだりすれば前倒しして解除することを検討するとしています。

県は延長した場合に県民に自粛を求める行動についてオミクロン株の特徴を踏まえて改めて検討するとしていて、経済界や専門家の意見も聞いて今週27日に開かれる次の対策本部会議で決定することにしています。