トルコのウイグル人 北京五輪開催に抗議 中国の人権侵害訴え

北京オリンピックの開幕が来週に迫る中、トルコではウイグルの人々が、中国の新疆ウイグル自治区で人権が侵害されているとして、大会の開催に抗議の声をあげました。

イスタンブールでは23日、トルコオリンピック委員会が入る建物の前で集会が開かれ、主催者によりますと300人以上のウイグルの人たちや、トルコの政党関係者が参加しました。

集会ではウイグルの団体の代表者が、「子どもたちすら収容所に入れられ、中国による抑圧は人類の良心を揺るがす残忍さだ」などと演説し、新疆ウイグル自治区で人権が侵害されていると訴えました。

そして参加者たちは、時折、粉雪が舞う寒さの中、「北京オリンピックにノー」とか「ボイコットを」などとシュプレヒコールをあげ、大会の開催に抗議しました。

母親が新疆ウイグル自治区の収容所にいるというジェブラン・シルメメットさんは「オリンピックに外交団を送ることは、私の母やウイグルの人たちを拘束する中国への支持を意味すると伝えたい」と話していました。

ウイグルとトルコの人々は民族的に近く、トルコではおよそ5万人のウイグルの人々が暮らしていて、今月4日には、中国の習近平国家主席など100人余りをトルコの検察に刑事告発するなど活動を活発化させています。

一方、中国政府は、新疆ウイグル自治区で人権侵害の事実はない、と反論しています。