陥没発生の「外環道」 掘削工事を再開へ 再発防止策を住民説明

東京・調布市で道路の陥没や地下の空洞が見つかった影響で、おととしから中断していた「東京外かく環状道路」の地下の掘削工事について、東日本高速道路などは準備が整いしだい、陥没現場以外の場所から工事を再開する考えを明らかにしました。

「東京外かく環状道路」は東京・世田谷区と練馬区を結ぶ16キロの区間で、「シールドマシン」を使って地下の掘削工事が進められていましたが、施工ミスが原因で調布市で道路陥没などが発生し、おととし10月以降、すべて中断していました。

東日本高速道路などは再発防止策をまとめ、23日、練馬区で住民を対象にした説明会が開かれました。

この中で担当者は、シールドマシンによる土の取り込みすぎを防ぐため、削った土の量を厳格に把握することや、騒音や振動の監視を100メートル間隔で行い、結果を現地で表示すると説明したうえで、準備が整いしだい、調布市の現場以外の場所から工事を再開する考えを示しました。

再開の時期については明言しませんでしたが、関係者によりますと来月以降、事業者が所有する土地で再開を見込んでいるということです。

参加した男性は「調布で起きたようなことが練馬でも起きないか心配です。事業者にはこれからも住民の声をしっかり聞いてほしい」と話していました。

一方、陥没が起きた調布市の現場周辺では、住民の移転交渉や地盤の改修に向けた準備が進められていて、工事再開のめどはたっていません。