東京都 新型コロナ 新たに9468人の感染確認 1週間前の2倍超

東京都内の23日の感染確認は、9468人でした。23日までの1週間だけで5万人を超えていて、感染の拡大が続いています。

自宅療養中の人は22日より2000人余り多い2万6556人で、過去最多となりました。

東京都は、23日、都内で新たに「10歳未満」から「100歳以上」までの男女あわせて9468人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

過去最多の1万1227人だった22日より少なくなりましたが、4172人だった1週間前の日曜日のおよそ2.3倍となりました。

都内では、23日までの1週間だけで5万5313人の感染が確認されています。

7日間平均で見ると前の週の2.8倍の7901.9人で、感染の拡大が続いています。

23日に感染が確認された9468人の年代別では、20代が最も多い2411人で、全体の25.5%です。

次いで、30代が1694人で、全体の17.9%でした。

このほか、10歳未満が1155人で全体の12.2%、10代が1141人で12.1%です。

10歳未満から30代までが全体の7割近くを占めています。

65歳以上の高齢者は652人で、全体の6.9%でした。

また、23日に感染が確認された9468人の4割あまりの4144人は、ワクチンを2回、接種していました。

感染経路が分かっているのは3433人で、このうち60.4%にあたる2074人は「家庭内」でした。

「家庭内」の感染は、22日に続き2000人を超え、4日連続で過去最多となりました。

また、入院している人は23日時点で2465人です。

自宅療養中の人は、22日より2000人余り多い2万6556人で、第5波のピークだった去年8月21日を上回り、過去最多となりました。

また、医療機関に入院するかホテルや自宅で療養するか調整中の人は初めて3万人を超えて3万1138人となり、こちらも過去最多です。

一方、都の基準で集計した23日時点の重症の患者は22日より1人増えて、13人でした。

死亡した人の発表はありませんでした。

23日時点の東京都内の病床使用率は、35.3%となりました。

22日から1ポイント上昇しています。

また、重症患者用の病床使用率は2.5%です。