東京都 新型コロナ 3人死亡 1万1227人感染確認 初の1万人超え

東京都内の22日の感染確認は初めて1万人を超えて1万1227人となりました。過去最多となるのは4日連続で感染の拡大が続いています。感染経路が分かっている人のうち家庭内感染が引き続き最も多いほか、自宅で療養している人は21日からおよそ1000人増えて2万4000人余りになりました。

東京都は、22日、都内で新たに「10歳未満」から「100歳以上」までの男女合わせて1万1227人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

21日の9699人を1500人余り上回り、初めて1万人を超えました。

過去最多となるのは4日連続で、感染の拡大が続いています。

また、22日までの7日間平均は、前の週のおよそ3倍の7145.3人となり、初めて7000人を超えました。

年代別では

22日感染が確認された1万1227人の年代別では、
▽10歳未満が1171人、
▽10代が1313人、
▽20代が3234人、
▽30代が2070人、
▽40代が1524人、
▽50代が964人、
▽60代が471人、
▽70代が266人、
▽80代が151人、
▽90代が58人、
▽100歳以上が5人です。

100歳以上を除くすべての年代で過去最多になりました。

10歳未満から30代までが全体のおよそ7割を占めています。

一方、65歳以上は670人で過去最多となりました。

また、22日感染が確認された1万1227人の4割余りの5016人は、ワクチンを2回接種していました。

無症状は1074人で過去最多です。

感染経路 最多は「家庭内」

感染が確認された1万1227人のうち感染経路が分かっているのは3780人です。

このうち、最も多いのは「家庭内」の2061人で、およそ54.5%に上り過去最多となりました。

次いで、「施設内」が703人、「職場内」が406人でそれぞれ過去最多です。

重症12人 死亡3人

入院している人は22日時点で2401人となりました。

自宅で療養している人は21日からおよそ1000人増えて2万4350人となりました。

また、医療機関に入院するかホテルや自宅で療養するか調整中の人は2万7460人余りとなり、過去最多となりました。

一方、都の基準で集計した22日時点の重症の患者は、21日より1人増えて、12人でした。

また、都は60代から70代の男女合わせて3人が死亡したことを明らかにしました。

小池知事「いつ感染してもおかしくないという意識を」

東京都の小池知事は都庁で記者団に対して「最近、非常に身近な人も陽性になっている、と聞くと思う。いつ自分が感染してもおかしくないという意識を皆さんと共有したい。きのうからまん延防止等重点措置が始まっているので、都民、事業者の皆様には意識の共有とお願いの実施をしていただき、何としても抑え込んでいきたい」と述べました。