ミニストップ 韓国のコンビニ事業を現地のロッテに売却へ

コンビニチェーンの「ミニストップ」は、韓国のコンビニ事業を現地のロッテにおよそ300億円で売却すると発表しました。販売競争の激化やコロナ禍で業績が低迷している主力の国内事業などに経営資源を集中させる方針です。

発表によりますとミニストップは、韓国でコンビニ事業を運営している子会社のすべての株式を現地のロッテにおよそ3130億ウォン=日本円で300億円余りで売却します。

ミニストップは1990年に韓国へ進出し、現在は日本国内の店舗数を上回るおよそ2600店を展開していますが、コロナ禍で客数が減少するなど業績が悪化していました。

またフィリピンで展開しているコンビニ事業についても、事業を運営する合弁会社の株式の保有分40%を現地の合弁相手にすべて売却し、撤退することを決めたということです。

ミニストップは販売競争の激化に加え、新型コロナの影響も重なり、去年2月期までの決算が4年連続で最終赤字に陥るなど業績が低迷していて、主力の国内と市場の成長が見込めるベトナムでの事業に経営資源を集中させ、収益力を高めたい考えです。