高齢者への3回目接種 8割の自治体「2月末までに終了」と回答

去年7月末までに2回のワクチン接種を終えた高齢者などへの3回目の接種について、政府が全国の市区町村に調査したところ全体のおよそ84%に当たる自治体が、来月末までに接種を終える見込みだと回答しました。

新型コロナワクチンの接種の前倒しに向けて、政府は、去年7月末までに2回の接種を終えた高齢者などのうち、3回目を希望する人への接種が終わる時期について、全国1741の市区町村に調査を行いました。

その結果、全体の83.6%に当たる、1456の自治体が、政府が終了のめどとしている来月末までに接種を終える見込みだと回答しました。

また、愛知県や京都府など21の府県で、すべての市町村が来月末までに終える見込みだと回答したということです。

一方、来月末までに終了しないと回答した自治体からは、政府の前倒しの表明が急だったため、接種を行う医療従事者を確保できないといった声が寄せられているということです。

総務省は「自治体から課題を聞き取り、政府内で情報を共有して、接種が進むよう後押しをしていきたい」としています。