大阪市 保育園休園相次ぎ 可能な家庭は登園控え自宅保育要請へ

新型コロナの感染拡大で、保育施設が休園したり保育士が出勤できないケースが相次いでいることから、大阪市は、自宅で保育が可能な家庭は、来週24日から3週間程度、子どもの登園を控えるよう協力を求めることになりました。

大阪市内には、保育所や認定こども園などの認可保育施設が788ありますが、20日は、このうち92施設が感染者が出るなどして休園し、これに伴って、子どもを保育所に預けている保育士が出勤できないケースも相次いでいるということです。

これを受けて大阪市は、来週24日から3週間程度、自宅で子どもの面倒を見ることが可能な人は、保育施設の利用を控えるよう協力を求めることになりました。

こうした要請は、いわゆる第5波の去年9月にも出されていて、施設の利用料は、協力に応じた日数に応じて日割りで返還するとしています。

大阪市の松井市長は、記者団に対し「保育の満足な環境を整えられない状況が生まれています。保育所に通う人の絶対数を減らすため、自宅で子どもを見られる人は当面は、保育所への通園をお控え願いたいと思います」と協力を呼びかけました。