小中学校でハイブリッド授業 登校か自宅学習か選択 大阪 枚方

新型コロナの感染が急拡大するなか、大阪・枚方市の小中学校では授業をライブ配信し、子どもたちが教室での対面か、自宅からのオンラインかを選んで学習できる「ハイブリッド授業」が始まっています。

「ハイブリッド授業」は、教室の授業をライブ配信することで、自宅からでもタブレット端末を使って授業を受けることができる仕組みで、子どもたちが登校するか自宅で学習をするか選ぶことができます。

大阪・枚方市では、感染の急拡大を受けて20日から市内の公立の小中学校で始まり、このうち、小倉小学校では21日は全校児童400人余りのうち33人が自宅での学習を選択しています。

授業では自宅にいる児童にも発言の機会が与えられ、教室にいる児童が声を出して反応することで、積極的に参加できるよう工夫されていました。

また、グループワークでは児童どうしが端末の画面ごしに意見を交わしていました。

オンラインで授業を受けた女子児童は「みんなが反応してくれるので質問や発言がしやすかった」と話していました。

枚方市教育委員会によりますと、オンライン授業を選ぶ児童や生徒はまだ少ないということですが、学校内での感染の防止や感染が不安な子どもたちなどの学習機会の確保につなげたいとしています。
木村勝校長は「保護者からは『ありがたい』という声も届いている。今後も続けていきたい」と話していました。