北朝鮮拘束後に死亡の学生両親へ 2700万円支払う決定 米裁判所

アメリカ東部・ニューヨーク州の裁判所は、北朝鮮に拘束されたあと死亡したアメリカ人大学生の両親に対し、州の会計監査官に差し押さえられている北朝鮮と関わりのある口座から、日本円にして2700万円余りを支払う決定をしました。

アメリカ人大学生のオットー・ワームビアさんは、観光目的で訪れていた北朝鮮で1年以上拘束され、2017年に解放されてアメリカに帰国しましたが、脳に障害を負っていてまもなく死亡しました。

アメリカ・ニューヨーク州の連邦地方裁判所は今月13日、ワームビアさんの両親に対して、北朝鮮と関わりがあるとしてニューヨーク州の会計監査官に差し押さえられている銀行の口座から24万ドル余り、日本円にして2700万円余りを支払う決定をしました。

両親はワームビアさんが北朝鮮で拷問を受け死亡したとして、4年前、北朝鮮に対して損害賠償を求める訴えを起こし、首都ワシントンにある連邦地方裁判所は北朝鮮に対し5億ドル余り、570億円余りの賠償金の支払いを命じていて、今回の支払いはその一部にあてられるということです。

裁判所は「北朝鮮にも銀行にも反論する機会を与えたが、どちらも異議を唱えなかった」として、両親には差し押さえられた資金を受け取る権利があるとしています。