京都府 西脇知事 「まん延防止」要請 あす正式決定の考え

新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、京都府の西脇知事は、21日対策本部会議を開き「まん延防止等重点措置」の国への要請を正式に決める考えを示しました。

西脇知事は20日、京都府庁で記者団の取材に応じ「感染者数が連日、過去最多を更新するなど極めて厳しい状況で、病床のひっ迫もある程度、抑えていかなければならない。大阪、兵庫、京都の3府県知事の連名で適用を要請する」と述べ、京都府としても21日、対策本部会議を開き「重点措置」の国への要請を正式に決める考えを示しました。

京都府内では18日、一日当たりの感染者数が初めて1000人を超えるなど感染が急拡大し、19日時点での府内の病床使用率は33.1%となっています。

「重点措置」が適用された場合の具体的な対応について西脇知事は、国の基本的対処方針をベースに検討を進める考えを示したうえで「飲食店への営業時間の短縮や酒類の提供についてどういう形で要請するか検討に入る。また認証店と非認証店では扱いは違うと考えている」と述べました。

また府は「重点措置」の対象区域についても検討を進めていて、各地の感染状況や大阪と兵庫の方針なども踏まえて決定することにしています。