米ミシガン大 元医師が性的虐待 1000人以上に大学が示談金

アメリカの大学で、男性医師が学生に治療を装って性的な虐待を繰り返していたとして、大学が、被害を訴えている1000人以上に対し、日本円でおよそ560億円に上る示談金を支払うことで合意しました。大学側は今後、新たに訴え出る被害者もいるとみて、調査を続けるとしています。

アメリカ中西部にあるミシガン大学は、1960年代から2003年まで大学に所属していた男性医師が学生に対して治療を装って性的な虐待を繰り返していたとして、19日、被害を訴えていた学生およそ1050人に4億9000万ドル、日本円でおよそ560億円に上る示談金を支払うことで合意したと発表しました。

医師は2008年に亡くなりましたが、大学側は、卒業した学生らの訴えを受けて調査を進めてきた結果、性的な虐待が繰り返し行われてきたと認定し、大学が一連の行為について認識しながらも適切に対処しなかったと結論づけました。

大学側は、今回示談金を支払うことで合意した学生以外にも新たに訴え出る被害者もいるとみて、今後も調査を続けるとしています。

アメリカでは、大学のスポーツチームのコーチや医師などによる性的な虐待が起きていて、大学側が、巨額の示談金を支払うケースが相次いでいます。