福島県 「まん延防止等重点措置」適用要請の方向で国と調整へ

新型コロナウイルスの感染が急速に拡大していることから、福島県の内堀知事は、「まん延防止等重点措置」の適用を要請する方向で、国と調整を進める考えを明らかにしました。

これは19日、福島県の新型コロナウイルス対策本部会議のあと、内堀知事が明らかにしました。

この中で内堀知事は、20日に発表する県内の新たな感染者が100人を超える見込みだと明らかにしたうえで、福島県へのまん延防止等重点措置の適用を国に要請する方向で調整すると述べました。

対象区域は、今の時点では南相馬市と、人口が多い都市部を念頭に調整するということです。

内堀知事は、「ほかの県と同様の極めて急速な拡大が続き、非常に大きな感染拡大につながりかねないという懸念がある」と述べました。

福島県では去年8月から9月にかけて、いわき市や郡山市、福島市に「まん延防止等重点措置」が適用されました。