鹿児島 種子島 巨大噴火前の7400年以上前の地層から土器や石器

鹿児島県の種子島の遺跡で、7400年以上前の地層から土器や石器が見つかりました。
およそ7300年前に発生した巨大噴火の直前のものとみられ、壊滅的な被害をもたらした噴火の影響で解明されていないことが多い、この時代を知る手がかりになると期待されています。

鹿児島県の種子島にある西之表市の下之平遺跡は、7400年から7800年前の縄文時代早期のものとみられ、去年10月から始まった発掘調査で地層から土器や石器などおよそ1000点が出土しました。
このうち「トロトロ石器」は、溶けたような見た目と、なめらかな手触りが特徴です。

種子島にはない黒曜石を使った石器もあり、当時、島外と交流があったことを裏付けています。

種子島の西側の海底では、およそ7300年前に鬼界カルデラを形成した巨大噴火が発生し、火砕流などが周辺の島や、九州南部に壊滅的な被害をもたらしたと考えられています。

今回の出土品は、噴火の影響で解明されていないことが多い、この時代を知る手がかりになると期待されています。
発掘調査を担当している種子島開発総合センターの沖田純一郎所長は、「縄文時代から島外との交流を盛んに行っていたことがうかがえます。われわれの祖先の生活の一部を知るきっかけにしてほしいです」と話しています。