アフガニスタンの地震 世界遺産のイスラム教の塔 倒壊のおそれ

アフガニスタンでは17日に発生した地震により、20人以上が死亡したほか、地元メディアは、世界遺産となっているイスラム教の塔が倒壊するおそれもあると伝えるなど被害が広がっています。

アフガニスタン北西部で17日に発生したマグニチュード5.3の地震では、OCHA=国連人道問題調整事務所などによりますと、これまでに子どもを含む26人が死亡したということです。

OCHAなどによりますと、被災地では、れんがを積み上げて作られた数百軒の住宅が、損傷を受けたり倒壊したりする被害が出たということで、現地からの映像では、人々が、壊れた住宅のがれきの片づけに追われていました。

また、地元メディアによりますと、この地震で中部ジャムにあるイスラム教の遺跡で、高さ65メートルのミナレットと呼ばれる「せん塔」が倒壊するおそれもあるということです。

メディアの取材に対して地元当局の担当者は、「最近、周辺で洪水が起きているが、さらに雪や雨が降り続けば今後、倒れるおそれもある」と危機感を強めています。

この「せん塔」は12世紀ごろに建てられ、2002年にアフガニスタンでは、初めて世界遺産に登録されましたが、緊急に保護と管理が必要だとして「危機遺産」としても指定されています。