福岡県 独自のコロナ警報発動へ 今月24日から時短営業要請

新型コロナウイルスの感染が拡大し、病床の使用率も上がったことを受けて、福岡県は、20日にも対策本部会議を開き、県独自のコロナ警報の発動を決定する方向で調整に入りました。発動した場合、今月24日から飲食店に営業時間の短縮を要請するなど、国のまん延防止等重点措置と同等の措置を講じることを検討しています。

福岡県の服部知事は19日午前、記者団に対し「新規感染者は増加傾向が続き、病床の使用率も上昇して、危険水域に入ってきた。今週のうちには一定の判断をしたい」と述べました。

関係者によりますと、県は、感染が拡大し、病床の使用率が15%に達することが確実になったとして、20日にも対策本部会議を開き、県独自のコロナ警報の発動を決定する方向で調整に入りました。

警報を発動した場合、県内全域の飲食店に営業時間の短縮を要請する方針です。

期間は今月24日から来月20日までを検討しています。

県から感染対策の認証を受けている店は、
▼営業時間を午後9時までとし酒の提供を行うか、
▼午後8時までとし酒の提供は行わないか、
選択できるようにする方向で調整しています。

一方、認証を受けていない店には、営業時間を午後8時までとし、酒の提供は行わないよう求めるなど、国のまん延防止等重点措置と同等の措置を講じることを検討しているということです。

そして、県はこれに合わせて、国とまん延防止等重点措置の適用に向けて協議に入る方針です。