東京都 新型コロナ 5185人感染確認 先週火曜日の5倍余り

東京都内の18日の感染確認は5000人を超えて5185人となり感染拡大が続いています。10歳未満と10代でそれぞれ最多となったほか、学校などで感染したケースがあてはまる「施設内」の感染も最多を更新し、都の担当者は「集団生活などの場面で感染が広がっている」として対策の徹底を呼びかけています

東京都は18日、都内で新たに「10歳未満」から「90代」までの男女合わせて5185人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。一日の感染確認が5000人を超えるのは去年8月21日以来です。

また1週間前の火曜日の5倍余りで火曜日としてはこれまでで最も多くなりました。

18日までの7日間平均は3858.6人となり前の週の4倍余りとなっています。

5185人のうち、年代別では
▽20代が最も多く全体の31%にあたる1611人です。
▽30代がおよそ16%にあたる829人
▽10代がおよそ15%にあたる769人です。

また「10歳未満」の406人を合わせると30代までの合計は3615人で全体の7割近くに上ります。10歳未満と10代、それに60代はそれぞれ、これまでで最も多くなりました。

5185人のうち全体の半数近い2452人はワクチンを2回接種していました。

また感染経路がわかっている1761人のうち、最も多いのはおよそ51%にあたる898人は「家庭内」です。次いで「施設内」は360人で、17日、18日と2日連続でこれまでの最多を更新しました。このうち119人は保育園や幼稚園の職員や園児だということです。

都の担当者は、「10代以下で感染者が多いのは集団生活などの場面で感染が広がっているためだ」として対策の徹底を呼びかけています。

さらに急増している自宅療養中の人は17日から2500人余り増えて1万3338人となりました。また宿泊療養施設に入っている人は2623人で、これまでで最も多くなりました。

一方、都の基準で集計した18日時点の重症の患者は17日より2人増えて7人でした。

18日に死亡が確認された人はいませんでした。

小池知事「感染防止対策の基本を守って」

東京都内の18日の感染確認が5000人を超えたことについて小池知事は記者団に対して「非常に感染が増えている。感染防止対策の基本を守っていただきたい。そしてワクチンの3回目の接種の予約などできる方は着実に行っていただきたい」と呼びかけました。

また、まん延防止等重点措置の具体的な対策の検討状況について問われると「いま調整中です」と述べました。