香川県「まん延防止等重点措置」適用を政府に要請

香川県の浜田知事は、新型コロナウイルスの感染者が急増し医療への影響が懸念されるなどとして、政府に対しまん延防止等重点措置を適用するよう要請したことを明らかにしました。

香川県内で一日に発表される感染者数としては過去最多となる120人の感染が確認されたことを受け、浜田知事は18日午後、臨時の記者会見を開きました。

この中で浜田知事は「通常の医療にも大きな影響が生じるおそれが高まっていて非常に厳しい状況だ。企業などの事業継続にも大きな影響を与えることから、早期に強い対策を講じたい」と述べ、政府に対しまん延防止等重点措置を適用するよう要請したことを明らかにしました。

そのうえで「オミクロン株は感染力が強く県内でも感染者数の過去最多を記録するまでのスピードが早い。大きな感染の波の山場が長く続かないよう感染を抑え込みたい」と述べました。

一方、具体的な適用地域や重点措置に基づく対策について浜田知事は「検討中だ」として明らかにしませんでしたが、政府の基本的対処方針に沿って飲食店への営業時間の短縮要請などはせざるをえないという考えを示しました。

政府はまん延防止等重点措置の適用について、19日にも専門家でつくる分科会に諮ったうえで対策本部で正式に決定することにしていますが、香川県に重点措置が適用されれば、去年8月に次ぎ2回目となります。