東京 世田谷区 薬局などで抗原検査キットの無料配布へ

新型コロナの感染状況が悪化する中、東京23区で最も人口が多い世田谷区は、希望する区民や、通勤や通学で区内に通う人を対象に、区内の薬局などで抗原検査キットを無料で配布する方針です。

世田谷区は、新型コロナウイルスの第6波に備え、第5波などで課題となった家庭内での感染を防ぐため、区内の保育園や幼稚園に通う子どもがいる世帯を対象に、先月から抗原検査キットを配布しています。

しかし、年明け以降、感染が急拡大していることを受け、対象を拡大し、希望する区民や、通勤や通学で区内に通う人に無料で配布する方針を固めました。

配布場所のうち、「二子玉川公園」と「烏山区民センター前広場」では、今月21日から、「成城学園前駅南口広場」では今月24日からで、
いずれも、来月22日まで、合わせて4万キットを用意するということです。

また、区内の多くの薬局でも、来月1日から28日まで無料で配布することにしていて、20万キットを用意するということです。

世田谷区は、東京都が区内でも行っている無料のPCR検査や抗原検査の会場で予約が集中していることなどから、独自の取り組みを行うことにしたということで「希望する人が検査を受けられるようにすることで、感染拡大の抑止につなげたい」としています。