サッカーW杯最終予選 観戦にワクチン2回接種か陰性確認求める

新型コロナウイルスの感染の急拡大を受けて、今月下旬からさいたま市で行われるサッカーワールドカップアジア最終予選の2試合について、日本サッカー協会は観客が入場するための条件を設けることを決め、ワクチンを2回接種するか検査で陰性を確認することを求めることになりました。

サッカーの日本代表はワールドカップカタール大会のアジア最終予選で、今月27日に中国と来月1日にサウジアラビアと埼玉スタジアムで対戦します。

この2試合について日本サッカー協会は、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえて、観客の入場に条件を設けることを決めました。

具体的には2回目のワクチン接種を終えてから2週間経過している人か、もしくは試合の開催日から72時間以内のPCR検査か、24時間以内の抗原定性検査を受け、陰性が確認できた人に限るとしています。

いずれについても試合会場に証明のための書類を持参する必要があるということです。

日本サッカー協会はすでにチケットを購入した人の中で、入場条件を設けたことで観戦できなくなった人に対し、19日から今月23日までチケットの払い戻しを受け付けるとしています。

一方、アジア最終予選に参加した日本代表のうち、Jリーグでプレーする選手に求められる活動終了後の隔離期間が、14日間から6日間に短縮されることが政府から認められたということです。

隔離期間をめぐっては、来月中旬に開幕を控えるJリーグのクラブから懸念の声が上がっていました。

これにより来月7日に検査を受けて陰性と確認できれば、クラブの練習に合流できるということです。