東京都 コロナ 1人死亡 3719人感染確認 自宅療養者は1万人超に

東京都内の17日の感染確認は、前の週の月曜日の4倍余りとなる3719人で、月曜日としてはこれまでで最も多くなりました。
自宅療養中の人は、17日時点で1万人を超え、去年夏の第5波以来の水準となっています。

東京都は17日、都内で新たに「10歳未満」から90代までの男女合わせて3719人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の月曜日の4倍余りで、月曜日としてはこれまでで最も多くなりました。

都内では、16日まで3日連続で4000人を超えていて、感染の拡大が続いています。

17日までの7日間平均は3000人を超えて3255.3人となり、前の週の4倍以上となっています。

17日に感染が確認された3719人のうち、年代別では20代が最も多い1232人で全体のおよそ33%です。

次いで、30代がおよそ16%に当たる603人、10代が533人でおよそ14%となっています。

10代から30代までを合わせると全体の6割以上を占めています。

また、全体の半数近い1792人が、ワクチンを2回、接種していました。

感染経路がわかっている1435人のうち、48%に当たる691人は「家庭内」でした。

また、「施設内」は306人で、これまでで最も多くなりました。

病院と高齢者施設、それに大学でクラスターが発生していて、都の担当者は「オミクロン株の感染力が強く、日常的に接触する人の中で感染が広がっている」として、危機感を示しています。

都が最大で確保できるとしている6919床の病床使用率は21.1%で、16日から1.8ポイント上昇しました。

さらに、自宅療養中の人は、17日時点で1万人を超えて1万814人となりました。

1万人を超えたのは、第5波の去年9月10日以来です。

都の担当者は「今週はさらに感染者数が増えることが危惧される。自宅療養中の人のフォローアップ体制を強化し、確実に健康観察ができるよう対応していく」と話しています。

一方、都の基準で集計した17日時点の重症の患者は16日と同じ5人でした。

また、都は、70代の女性が死亡したことを明らかにしました。