カキ養殖用のいかだ流される 津波被害か 三重 鳥羽

三重県などによりますと、カキの養殖が盛んな鳥羽市浦村町で、養殖用のいかだが流されたり、重なって乗り上げたりするなど、津波によるとみられる被害が出ています。

鳥羽市浦村町の生浦湾は、カキの養殖が盛んで、湾内には多くの養殖用のいかだが浮かべられています。

三重県などによりますと、およそ500台のいかだが本来あった位置から流されたり、折り重なって乗り上げたりしている状況が確認されたということです。

気象台によりますと、鳥羽市では午前1時45分に60センチの津波を観測していて、県などでは津波による被害とみています。

現時点では、いかだに近づくことができないため、詳しい被害の状況はわかっていませんが、カキの養殖業者では18日以降にダイバーが潜水していかだを固定するロープを元に戻す作業を行うということです。

「海の流れが川のように」

16日午前8時ごろ、鳥羽市浦村町で撮影された映像からは、養殖用のいかだが折り重なったり、作業用のいかだが元あった場所から流されたりしている様子などが確認できます。

撮影したカキ養殖業者の浅尾大輔さんは「いかだの様子を確認に行ったところ、海の流れが川のように速く、波が行ったり来たりしていました。養殖用のいかだは、だんご状に1つに重なっていたり、岸に寄ったりしていて、湾の奥に行くにつれて、被害が大きいようでした」と話していました。

そのうえで、「ほかの養殖業者とも協力して早くいかだを元の位置に戻さないといけませんが、波がおさまるまではいかだに近づけません。次年度のかきの仕込みも始まっているので、影響がでないか不安です」と話していました。