新潟 十日町で「むこ投げ」 新婚男性を雪の斜面に放り投げ祝福

新婚の男性を雪の斜面に放り投げて祝福する伝統行事「むこ投げ」が15日、新潟県十日町市で行われました。

「むこ投げ」は、十日町市松之山地区に江戸時代から伝わる小正月の伝統行事です。

地元の女性が別の地区の男性を婿に迎えて結婚した腹いせに、地区の男たちがその婿を雪の上に放り投げたことがはじまりとされますが、今では、結婚を祝う行事として行われています。

ことしは、新型コロナウイルスの感染対策で参加者が1組に限定され、三条市の新婚夫婦が一般公募で選ばれました。

新郎が友人らに担がれて雪が積もる高台に登り、掛け声の合図とともに5メートルほど下に投げられると雪の斜面を転がり、下で待ち構えた妻は、笑いながら新郎の服や頭に付いた雪をはらっていました。
このあと、どんど焼きで出た灰に雪を混ぜて顔に塗る「すみ塗り」も行われ、夫婦も無病息災を願いながら、お互いの顔に墨を塗っていました。

新郎の菅家輝明さんは、「恐怖心もありましが、投げられたらすがすがしい気持ちでした。笑顔あふれる家庭を築いていきたいです」と話していました。

妻の杏美さんは、「無事に開催できてうれしかったです。自分のもとにたどりついて安心しました」と話していました。