仏映画界の巨匠 ジャンジャック・ベネックス監督死去 75歳

1980年代のフランス映画界を代表する監督として知られ、日本でもファンが多いジャンジャック・ベネックス氏が亡くなりました。75歳でした。

ジャンジャック・ベネックス氏は1946年にパリで生まれ、テレビドラマや映画の監督のアシスタントを務めたあと、映画監督としてデビューしました。

1981年に公開された「ディーバ」は、自分の歌声が録音されることを許さないオペラ歌手と、彼女の熱狂的なファンで歌声をこっそりと録音する郵便配達員の男性を描いたラブストーリーとサスペンスで、古典的なオペラの歌声と予測不能なストーリー展開に多くの人が魅了されました。

また、1986年に公開された「ベティ・ブルー愛と激情の日々」は、情熱的に愛し合う男女のカップルを描いた作品で、日本でも反響を呼びました。

フランスでは、1950年代から60年代にかけて自由奔放に映画をつくる動き「ヌーベルバーグ」が生まれましたが、ベネックス氏は「ヌーベルバーグ」とは異なる手法で映画を手がけ、80年代に最も活躍した監督の1人と評価されています。

親日家としても知られ、90年代には日本に滞在し、いわゆる「おたく文化」についてのドキュメンタリーも制作しています。

AFP通信によりますと、ベネックス氏は長年、病気と闘い、13日にパリの自宅で亡くなったということです。75歳でした。