香港政府 夜間の外食禁止などの規制 2月3日まで延長を発表

香港政府は、依然として新型コロナウイルスの感染拡大のおそれがあるとして、夜間の外食禁止などの規制措置を延長すると発表し、来月初めの旧正月を前に、市民生活への影響が広がっています。

香港政府トップの林鄭月娥行政長官は14日、記者会見し、依然として新型コロナウイルスの感染拡大のおそれがあるとして、今月7日から行っている午後6時以降の外食禁止やスポーツジムやバーなどの営業停止の措置を来月3日まで延長すると発表しました。

また入境の規制に加えて、香港の航空当局は過去21日の間に日本やイギリスなど150余りの国と地域に滞在したことのある人を対象として、16日から来月15日までの間、香港国際空港での航空機の乗り継ぎを禁止するとしています。

香港では旧正月の「春節」の3連休が来月1日から始まりますが、香港政府は家族や友人で集まることを控えるよう呼びかけており、市民生活への影響が広がっています。

香港では先月下旬以降、海外から到着した人でオミクロン株の感染が確認されましたが、新型コロナウイルスの一日当たりの新規感染者数は、最大でも30人余りです。

ただ、厳格な感染対策が続く中国本土との往来の規制緩和に向けて、厳しい措置が続けられています。