全トヨタ労連 ことしの春闘方針 賃上げ要求 統一金額掲げず

「全トヨタ労連」は、ことしの春闘について、賃上げ要求では統一した金額を掲げず、各組合の判断に委ねたうえで、長時間労働などに頼った生産体制を見直し、効率的な働き方の議論を進めるとした方針を決定しました。

トヨタ自動車とグループ各社の労働組合でおよそ35万8000人が加盟する「全トヨタ労連」の鶴岡光行会長は14日、静岡県浜松市で会見し、ことしの春闘にのぞむ方針を発表しました。

それによりますと、グループ各社の実態に応じた労使の議論を深めるため、賃上げ要求ではベースアップ相当分も含め統一した金額を示さず、各組合の判断に委ねるとしています。

一方、一時金については月給の5か月分以上を要求するとしました。

そのうえで鶴岡会長は「労働時間と人手に頼った働き方から脱却することを話し合ってほしい。柔軟な生産ができる変化に強い職場の在り方を議論してほしい」と述べ、デジタル技術の活用などで長時間労働や非正規労働者の増員に頼った生産体制を見直し、効率的な働き方の議論を進める方針を示しました。

これらの方針は会見のあと、オンラインで開かれた中央委員会で決定され、トヨタ自動車とグループ各社の労使交渉は来月中旬から本格化します。