「40度くらいの発熱 かなりつらい」オミクロン株感染者が語る

感染力が強いとされるオミクロン株によって新型コロナウイルスの感染者数が急激に増加するなか、オミクロン株に感染したという男性が取材に応じ、「40度くらいの熱が出てかなりつらかった。妻や子どもも感染した」などと状況を語りました。

首都圏に住む30代の会社員の男性は今月6日、発熱や喉の痛み、それにせきなどの症状が出て、翌日病院の検査で新型コロナウイルスへの感染が判明しその後、保健所からオミクロン株に感染していると連絡を受けたということです。

発症前には、家族だけで近場を旅行しましたが、飲み会などに参加する機会はなかったということで、感染の経緯について「心あたりはないです。どこで感染したかは正直わかりません。旅行のどこかではないかと推測しています。特に感染者に会ったとか濃厚接触したとかもないので本当にどこでかかったかわからないという状況です」と話していました。

男性は、処方されたせき止めや熱を下げる薬を飲みながら自宅で療養しています。

発症当初は、40度ほどまで熱が上がりましたが、発熱は3日ほどで収まりました。

ただ発症して1週間以上たった13日もせきや倦怠感などが残っているということで、「発熱、のどの痛み、せきがつらかったです。いちばんつらかったのは高熱で熱が高すぎて夜も寝られない状況でした。鼻水や下痢もありました」と話しています。

妻と子ども2人の合わせて4人で暮らしていて、家庭内でもなるべく接触を避け、消毒を徹底するなどしましたが、その後、妻と3歳の子どもが新型コロナウイルスに感染したことが確認されたということです。

男性は「感染力が強いとニュースで報じられていますがそれを実感しました。家族が重症化せず、早く治ってほしいです」と話していました。

また今後について「もう1人の子どもに感染しないか気になります。また、後遺症といった部分でどう自分に影響してくるか分からず不安です」と話していました。