少年院で成人式 社会復帰への誓い新たに 神奈川 横須賀

少年院の成人式が神奈川県横須賀市で開かれ、20歳になった少年たちが社会復帰に向けて誓いを新たにしました。

全国の多くの少年院では毎年1月に成人式を開いていて、このうち横須賀市の久里浜少年院では14日、18人の少年が出席して成人式が開かれました。

式では、20歳の少年が代表してあいさつし「たくさんの非行を繰り返してきたが、これからはつらいことがあっても逃げずにたたかっていく。大切な人をもう二度と悲しませたり苦しませたりしない。ごめんなさいではなく、ありがとうということばを増やしていきたい」と社会復帰に向けて誓いを述べました。

このあと、少年院に入所した経験があるプロボクサーで、東洋太平洋スーパーバンタム級チャンピオンの勅使河原弘晶さんが講演しました。

勅使河原さんは「暴走族に入り、認められるために非行を繰り返したが、少年院にいたときに輪島功一さんの本を読み、世界チャンピオンを夢見るようになった。挑戦することでしか結果は得られないので、自分自身の限界を決めずに頑張ってほしい」などと激励していました。

ことし4月には改正民法が施行され、成人年齢が18歳に引き下げられるため、法務省は来年以降、少年院の成人式をどのような形で開催するか、全国の自治体の動向を踏まえて検討することにしています。