広島県 オンライン診療センターを開設 自宅療養者への対応強化

新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、広島県は、自宅で療養する人への対応を強化するため、医師が遠隔で診療や薬の処方を行う「オンライン診療センター」を14日開設しました。

広島県が14日、広島市内に開設した「オンライン診療センター」では、医師や看護師、薬剤師などが毎日、午前9時から午後8時まで常駐し、自宅で療養する軽症や無症状の人が発熱などの症状が出た場合、パソコンやスマートフォンを通して診療します。

また、医師が薬を処方すると、連絡を受けた薬局が自宅に届ける仕組みです。

このセンターで診療にあたる医師の西野繁樹さんは「受診がなかなかできない患者さんのニーズに応えることにつながればと思っている。たくさんの先生方に参加していただいて、この非常時に対応できるようにしていきたいです」と話していました。

広島県の医務課の伊東典代課長は「自宅で療養している方は、症状が出て不安だとは思いますが、センターにご連絡いただき、安心して療養してください」と話していました。