皇居で「講書始」天皇陛下がさまざまな分野の研究者から講義

天皇陛下が、年の初めにさまざまな分野の研究者から講義を受けられる「講書始(こうしょはじめ)」が皇居で行われました。

「講書始」は14日、皇居 宮殿の「松の間」で行われ、天皇陛下は皇族方や学術関係者らとともに3人の研究者から講義を受けられました。

皇后さまは体調が整わなかったため、出席を控えられました。
はじめに、京都大学の御牧克己名誉教授が、チベットの土着宗教と言われる「ボン教」について論じ、仏教と互いに影響し合いながら発展してきたもので、チベット文化に大きな足跡を残していると説明しました。
続いて、開発経済学が専門の神戸大学の大塚啓二郎特命教授は、食糧不足が懸念されるアフリカで、アジアのようにコメの生産量が大幅に増える「緑の革命」が起きる条件として栽培技術の指導が重要だと指摘しました。
最後に、カーネギーメロン大学の金出武雄教授が、AI=人工知能について、研究が進めばヒトの脳の「増幅器」の役割を果たすことは十分にありえると論じました。

講義は1時間近くにわたり、天皇陛下や皇族方は熱心に耳を傾けられていました。