コロナ患者の健康状態をオンラインで確認 千葉で講習会

新型コロナウイルスの感染が急拡大し、自宅療養者の増加が懸念される中、千葉県の医師らがオンラインで患者の健康状態を確認するシステムを考案し、講習会を行いました。

この講習会は千葉市で13日夜開かれ、全国の医療従事者など合わせて20人がオンラインで参加しました。

この中で、在宅医療などに取り組む千葉県の医師らが考案した、オンラインで患者の健康状態を確認するシステムについて説明が行われました。

システムでは、医師が自宅療養をしている人に病状などに関する質問票をメールで送信し、毎日回答してもらうことで、健康状態が一目で把握できるようになっているということです。

考案した医師は、地域の医師などがこのシステムを使って患者の健康観察を行うことで、異常が見つかった場合は速やかに往診したり、保健所や病院とスムーズに情報を共有したりすることができると説明していました。

システムを考案した堂垂伸治医師は「医師が不安や孤独を感じる患者を身近で支えることができる大きなツールになる。医療従事者が多忙な今だからこそ、地域の現場での連携が進んでほしい」と話していました。